ホームスパンの祭典「Meets the Homespun2023(ミーツザホームスパン)」

OUTLINE

開催概要

「Meets the Homespun」は、ホームスパン産地・岩手で隔年開催されるホームスパンの祭典です。第4回目となる2023年は、作り手それぞれのブースで、盛岡市内の工房やその門下生らの織り上げたホームスパン製品、手織りやフェルト、羊まわりの小物、アイウール(県産羊毛)製品を展示販売。その多様性を見て触って対話して、羊毛の力を感じてください。

また同会場内で、ホームスパン継承と作り手育成をめざす団体「いわてホームスパンユニオン」や「ホームスパン産地・いわて」を紹介する展示も行います。ファッションや生活用品が、よりサスティナビリティな素材を取り入れ、長く愛用できる1 着が着目される昨今。大正期から100年作り続けたホームスパンを、次の100 年につなげるため、岩手の作り手と使い手がつながる場にしていきたいと考えます。

日時2023年10月7日(土)・8日(日)
10:00~16:00

入場無料

会場岩手銀行赤レンガ館location_on 岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目2番20号

出展作家 中村工房 みちのくあかね会 田中祐子 森由美子 キムラタイコ 富樫由紀子 HAMAL 原しおり mää-mää homespun 小山牧子 昆なつみ 高橋藍 ひつじがりや

主催・運営いわてホームスパンユニオン

協力岩手銀行、manordaいわて株式会社

事務局株式会社クラシカウンシル

MEMBER

いわてホームスパンユニオン 会員紹介

= Meets the Homespun 2023 出展者
Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/蟻川工房)

蟻川工房

創業者・故蟻川紘直氏の母はホームスパンの父・及川全三の弟子・福田ハレであり、自身は柳宗悦の弟である柳悦孝に師事。「実用と美」の精神を受け継ぎ、羊毛の本質を生かした手紡ぎ手織りを貫く。同工房の大判ストールは、『BEAMS』でも定番品として販売されている。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/中村工房)

中村工房

1919(大正8)年創業。ホームスパンを中心に、シルク、綿、麻など各種手織りのストール、マフラー、小物を製作している工房。素材本来の風合いを生かし、生活に取り入れやすい製品をめざす。また、40年以上前から、三宅一生氏の依頼でマフラーやストールを手掛ける。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/みちのくあかね会)

みちのくあかね会

戦後、女性の自立支援施設としてスタート。福田ハレ指導のもと、岩手県のホームスパン産業の軸を築いた工房である。現在も分業体制で、手紡ぎ・手織りを主にホームスパンを作る。マフラーやストールは、『fog』や『graf』などのブランドでも販売されている。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/田中祐子)

田中祐子

蟻川工房で内弟子として学んだ後、独立。作家・五木寛之氏のジャケットを手掛けたことも。手軽にウールを楽しむ機械紡ぎの糸を手織りした『盛岡ツイード』の小物アイテムは、若い層にも人気。岩手日報カルチャースクールの講師も務めている。1984年日本民藝館展初入選。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/植田紀子織物工房)

植田紀子織物工房

岩手大学を卒業後、蟻川工房の内弟子を経て、デンマーク王立スカルス工芸学校に留学。帰国後に工房を設立、染織教室も開いた。緻密で複雑な柄、めりはりの効いた鮮やかな配色、クラシカルとモダンの融合が特徴的。及川全三の緻密な柄を鮮やかな配色で再現した『八枚綜絖格子』が代表的。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/森由美子)

森由美子

同志社大学卒業後、蟻川工房の内弟子を経て、兵庫県芦屋市滴翠美術館染織研究所でホームスパン教室講師に就く。その後、京都で染織教室を開き関西を中心に活躍。現在は、岩手県滝沢市に工房を構え染織教室も開く。積み上げられる色、織りのアレンジによって幅広い世界を表現する。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/舞良雅子)

舞良雅子 Art and Textile Workshop

岩手大学卒業後、蟻川工房の内弟子を経て染織家として独立。独創的なインスタレーションにも力を入れ、インターナショナルコンペティション(ドイツ)、REVELATIONS(フランス)など国内外で活躍する。平成25年は日本が持つ創造性を世界に発信するジャパンクリエイティブのJC09に参加。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/キムラタイコ)

キムラタイコ 木羊日

盛岡市出身。高校卒業後 、盛岡文化服装学院で洋裁を学ぶと同時に中村工房にて織りを学ぶ。中村工房にて10年間勤務の後、毎年個展を開催、県内外で活動。2006年より娘さんとのユニット「木羊日」の活動をはじめ、県内イベントやグループ展などに参加、盛久ギャラリーで毎年個展を開催。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/佐々木トモミ)

佐々木トモミ beige

1974年 岩手生まれ。幼少期から織物に興味を持ち、ホームスパン工場の織り手、観光農場や羊毛屋勤務を経て、2004年に山梨にて『OREGIN』として作家活動スタート。2016年、岩手県に拠点を移し、羊毛の質感や無染色にこだわり『beige』として活動中。「クラフトフェアまつもと」2017出展。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/富樫由紀子)

富樫由紀子

1984年生まれ。盛岡市で育ち、岩手大学の染織研究室でホームスパンと出合う。その後、大塚テキスタイルデザイン専門学校ウィービング科へ入学。独自にホームスパンの制作活動をつづけている。羊毛の質感に魅かれ、温度を感じられる布づくりをめざす。「クラフトフェアまつもと」2016、2017、2019出展。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/HAMAL)

HAMAL

1989年盛岡市生まれ。2012年、共立女子大学家政学部被服学科を卒業後、植田紀子氏に師事し、同織物工房の内弟子として修業の後、アシスタントを経て独立。2013年から、岩手リハビリテーション学院にて織物講義の助手を務めている。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/原しおり)

原しおり

1989年盛岡市生まれ。2014年から植田紀子氏に師事。3年の内弟子期間ののち、研究生として同工房に所属しながら自身の作品づくりに取り組む。現在は独立し、県内イベント等に参加している。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/mää-mää homespun)

mää-mää homespun(めーめーホームスパン)

紡ぎ担当の木村加容子と織り担当の木村つぐみ、という奇跡のダブル木村2人によるユニット。それぞれの専門分野を生かし、伝統的なホームスパンの技術を継承しながら一つひとつを丁寧に、日々の暮らしに彩りを加えるようなものづくりをめざす。

木村加容子/みちのくあかね会で7年間、紡ぎを専門に担当。2016年からmää-mää homespunに専念した活動をスタート。洗毛から紡ぎ行程、縫製担当。

木村つぐみ/みちのくあかね会で11年間織りを専門に担当。2017年からmää-mää homespunに専念し、デザインと織り担当。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/小山牧子)

小山牧子

八幡平市出身。未年生まれ。2010年〜2018年まで岩手日報カルチャースクールホームスパン講座で染織を学ぶ。小物を中心に制作し、盛岡や仙台のイベントに出展。服飾作家ASSOBOOとのコラボ作品も展開している。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/猪又裕也)

猪又裕也 旅する羊

千葉県出身。東京の杉野服飾大学で服作りを学ぶ。老舗アパレルの㈱花菱に入社、婦人服の企画・バイヤーとして4年間勤める。2018年、雫石町の妻の祖父母宅へ移住、ホームスパンと出会う。手で紡ぎ織り上げること、今もなお産業として受け継がれていることに感銘を受け、中村工房に師事。2020年「旅する羊」を立ち上げ自社ホームページの他、雫石町ふるさと納税に出品中。HP:https://tabihitsuji.com

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/高橋藍

高橋藍

1987年盛岡市生まれ。岩手県立盛岡短期大学時代に、ホームスパンと出合う。卒業後、地元に就職するなか、市内の個展にて森由美子氏と出会う。以降、現在まで同氏の教室にてホームスパンを学びながら、作家活動をスタートした。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/ホソカワサチコ)

ホソカワサチコ

1994年盛岡市生まれ。盛岡スコーレ高等学校、東北生活文化大学生活美術学科にて、ホームスパン・染織を学ぶ。卒業後は、仙台や盛岡を中心に個展および企画展参加。現在は盛岡市に在住し、盛岡スコーレ高校に勤務の傍ら、制作活動を行う。

Meets the Homespun 2023(ミーツ・ザ・ホームスパン/昆なつみ)

昆なつみ

1990年生まれ、矢巾町出身。盛岡スコーレ高等学校の選択授業で手織りに出合い、ホームスパンを学ぶ。高校卒業後は専門学校の講習等で技術を学び、オーダー制作や地元ギャラリー展示会にて活動。

(株)日本ホームスパン【賛助会員】

昭和31年に設立された菊池ホームスパン民芸社を前身に、昭和36年に現社名に変更。機械織りの服地のほか、機械紡ぎの羊毛糸100%の服地や小物も制作する。伝統弘法を受け継ぎながらも時代のニーズに対応し、ホームスパンを産業として国内外に発信する。HP:http://www.homespun.co.jp/

学校法人スコーレ【賛助会員】

同法人が運営する盛岡スコーレ高等学校は「生活即教育」を建学の精神に掲げ、教育に取り組んでいる総合学科高等学校。工芸にも力を入れ、授業の一貫でホームスパンに取り組んでいる。 HP:https://www.schole.jp

HomespunStudio 羊雲【賛助会員】

1978年に、岩手日報カルチャースクールのプログラムでホームスパン講座を開講。2021年に廃止後、「HomespunStudio 羊雲」に名称を変え、田中祐子主催の教室として新たなスタートを切った。

その他出展者

ひつじがりや

奥州市江刺区で、コリデールやサフォーク種の肉用羊を飼う「もっこもこひつじ牧場」の生産者。「ひつじがりや」の屋号で作品づくりも行っており、羊毛の個性を生かしたフェルトブローチ、フリースマット、バッグなどオリジナルアイテムを生み出している。
Instagram:@melemelesheep0403

BOOTH

展示販売ブース

今回は、県内のホームスパン事業者が各自ブース出展するスタイルで展示販売を行います。ホームスパン製品や手織り製品、岩手県産羊毛「i-wool」製品、ひつじまわりの小物など、手にとってご覧ください。

岩手県では、2018年度から県産羊毛「i-wool(アイウール)」の活用に取り組んできました。2023年は9組の作家たちが県内のサフォーク種、コリデール種等の羊毛を使ってブランケット、ネクタイなどを制作。生産者であり作家としても活動する「ひつじがりや」のムートンなど、素材となるウールを身近に感じられる機会です。作家ごとのブースで展示販売します。
i-wool とは?

BOOK

関連書籍

BOOK

てくり別冊『岩手のホームスパン』

岩手県内各工房や作家たちのストーリー、紡ぎや織りの技術を育てた歴史的背景など、多方面からまとめたホームスパンの決定版。

B5変形・122ページ ソフトカバー・オールカラー/2,200円(税込) 詳細・ご注文